虫による感染症/マンソン裂頭条虫

ネコ科、イヌ・イタチ科の動物の腸に寄生する長さ60〜70cmの寄生虫である。

【感染経路】

便と共に排泄された虫卵は、鳥類(ニワトリ、アヒルなど)、両生類(カエルなど)、爬虫類(ヘビなど)に摂取され、皮下や筋肉内で幼虫となる。
鶏肉、アヒル、カエル、ヘビの生肉や不完全な調理肉を食べ感染する。
また、汚染された生水を飲み感染する。  

【ヒトの症状】

ヒトに感染したときは成虫になれずに組織中を動き回る幼虫移行症が大部分である。
まれにヒトの消化管に成虫が寄生することもある。
ヒトも中間宿主である。

痛みがある腫瘤(腫れ物)が全身にでき、その腫瘤は移動性である。
乳房、脳内に寄生することもあるが、腹・胸部、まぶたに多く見られ数年から十数年寄生する。

【動物の症状】

普通は無症状が多い。
多数寄生すると、下痢、腹痛、食欲亢進、痩せてしまうなどの症状がでる。

【予防】

生水は煮沸してから飲む(アウトドア派は注意)。
ニワトリ、アヒル、カエル、ヘビの生肉や不完全調理肉を食べない。
飼い犬、猫には駆虫剤を与える。