真菌による感染症/皮膚糸状菌(症)

真菌とは、簡単に言うとカビの仲間です。

病原性を持つ真菌が、皮膚の角化層や被毛や毛根に感染することによる皮膚病です。
約40種類の菌が知られています。
一般にかゆみを伴い原発病変を手や足で掻くことにより、全身に広がっていきます。
最初の病変は、脱毛または被毛の断裂が、円形ないし楕円形に見られます。
一見いわゆる、円形脱毛症のような外貌を示します。

【感染経路】

感染した動物の皮膚や病変に触ることによる。
これらの菌に汚染された衣類やジユウタンなどからも感染する。
なお、犬や猫に感染する真菌は大部分はヒトに対しても感染力を持つことが知られており、大変注意しなければいけない皮膚病です。

【ヒトの症状】

白癬などと言われる。
脱毛、フケ、かゆみ、水疱など、トビヒと似た症状を示す。
最初はばら色のプツプツした小さな病変を作り、さらに円形または楕円形の病変をつくる。
水虫(みずむし)というのは俗称で、専門的には手足白癬といいます。

【動物の症状】

幼弱な場合は、病巣が広範囲になりやすい傾向がある。
症状はヒトと同様に、最初はばら色のプツプツした小さな病変を作り、さらに円形または楕円形の病変をつくる。
無症状の場合もある。
ひとたび感染が確実になると、徹底した隔離が必要です。

【予防】

衛生的な注意を怠らないようにする。
菌と直接接触を避けるため、病気になったり保菌している動物達を隔離することが重要です。
汚染された器具器材を、健康な動物達に使用しない。
定期的なシャンプーが効果的です。