細菌による感染症/野兎病

野兎病菌による感染症で、この菌は健康な皮膚からも入り込み感染を起こしてしまいます。
ヒトでは主に東北、関東、北海道等で発生が確認され、冬季と晩春に集中して発生する傾向があります。
一般には、ウサギなどと接触の多いヒトが感染しますが、近年ではアウトドアライフ中での感染も問題となっています。

【感染経路】

ヒトでは主に野兎との接触で感染します。
またマダニからの感染もあります。
マダニからの感染はマダニの付着以外に、マダニをつぶしてしまった時に出る体液からも感染するので、十分な注意が必要です。

【ヒトの症状】

感染すると悪寒、発熱、筋肉痛などが起き、突然発症します。
皮膚から感染した場合には、そこに痛みのある小さな潰瘍と、近くのリンパ節に痛みと腫れを起こします。
眼、鼻、扁桃から感染すると、感染場所に激烈な炎症と首のリンパ節の腫れを起こします。

欧米でみられる内臓型は重症となり、脳、脊髄、肺、肝、腸などに強い炎症が起こり、死亡することもあります。

【動物の症状

ヒトの症状と類似しており、発熱、リンパ腺の腫れ、歯肉炎や口内炎などを起こします。

【予防】

人獣共通感染症のため、環境中から病原体を根絶することは不可能です。
そのため、野兎病の予防は病原体からの感染を防ぐことがとても重要となります。
そのためには、やはり病気に対する予防教育と、マダニに咬まれたり触らないようにすることです。

【獣医師の独り言】

ダニって、触るだけでも危ない奴なんだ。
手の平でコロコロころがした事ある・・・危険なことしてたんだなぁ〜
感染しなくて、良かった。