| ■ 眼がしょぼしょぼして変 「角膜炎」 【角膜】 角膜とは一般に言う「くろめ」の部分で、眼の一番外側にある膜状の組織で、体の中でとても敏感な部分です。 角膜は眼の中の組織を守るために膠原線維というとても丈夫な線維組織でつくられています。 角膜は眼の前面の表面にある膜で、光が良く通過するように透明になっています。 角膜は常に外界と接して空気にさらされています。 そのため乾燥したりホコリが付いたりします。 そこで「まばたき」というまぶたの動きによって、常にその表面を涙で湿らし、ホコリを取り除いています。 自動車で言うと、フロントガラス(角膜)が汚れたのでウィンドウ・ウォッシャー液(涙)をかけて、ワイパー(まばたき)で汚れを取る・・・という感じですね。 【角膜炎とは】 角膜は4つの異なった層からなり、厚さは1oぐらいでとても丈夫です。 またまばたきによりその表面が常に涙で洗われるため、細菌やウィルスそして真菌(カビ)の感染を起こす事がとても少なくなります。 しかし眼にゴミが入ったり、眼を強くこすったり、涙の出る量が少なくて角膜が乾燥したりすると、角膜の表面に傷が付いてしまいます。 そしてそこの傷から細菌やウィルス、真菌(カビ)などが侵入し感染を起こしてしまいます。 【原因】 角膜炎の原因には、外傷、アレルギー、感染、先天的な奇形、化学物質などの刺激物があげられます。 たとえば外傷や感染の原因として、眼にゴミが入ったり、眼を草の葉で傷つけたり、喧嘩で傷つけたりとかいろいろとあります。 また、まつげが内側に向かって生えている「逆さまつげ」は角膜を刺激してしまいます。 生まれつきの虚弱や栄養失調によって起こる事もありますので、とても複雑です。 角膜炎は炎症を起こしている部位により、表層性、深層性、アレルギー性などその他いくつもの種類にわけられます。 【症状】 外傷による角膜炎は黒目の部分に傷が付き、眼をしょぼしょぼさせたり、異常に涙が多くなったりします。 また眼の痛み、白目の部分が赤くなる、まぶたの腫れなどが起こります。 炎症が激しい場合は痛みがとても強く、角膜が白く濁り、視力が低下する場合もあります。 角膜に傷が付き炎症が広がったり、傷が深くなり潰瘍になった場合には眼に傷が残ったり角膜に血管が新生したりする事もあります。 【治療の重要事項】 傷を受けた後の角膜は急速に悪化しますので、できるだけ早く治療すべきです。 そのうちに治るだろうと安易に考えて放って置くと、角膜潰瘍という恐ろしい失明に至る病気に進行してしまいます。 感染の原因により、使用する薬は異なります。 治療はおもに目薬ですが、症状が激しいときなどは飲み薬や注射を使う事があります。 治療中は、風、ゴミ、光などの刺激から眼を守る事がとても重要です。 |