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■ 眼が白くなって変!「白内障」
【水晶体】 獣医学の進歩、そして食餌や生活環境の改善によりワンちゃんネコちゃんの寿命がどんどん延びています。 白内障には生まれつきの先天性のものや、事故などが原因の後天性のものがあります。 そして高齢になってから最も多い眼の病気が「白内障」です。 眼の構造は、よくカメラにたとえられます。 カメラでのレンズ、絞り、フィルムは、眼では水晶体、瞳(虹彩)、網膜となります。 カメラではピントを合わせるのにレンズを前後に動かしますが、眼では水晶体の厚さを調節します。 この頃はデジカメだから、フィルムじゃあないかもしれませんね。 【白内障とは】 水晶体は普通は透明なものですが、この透明な水晶体が何らかの原因で濁ってきたものを、白内障といいます。 【老齢性白内障】 白内障で多いのは、老齢になって水晶体が濁ってくる老齢性白内障です。 この老齢性白内障は老化現象の一つで、水晶体の栄養が悪くなり濁ってくるといわれています。 歳をとっても水晶体が濁っていない仔がいます。 また逆に、若いのに白内障が進んでしまう仔もいます。 【老齢性白内障の症状】 白内障の症状は視力障害です。 白内障だけでは眼が赤くなるとか、目やにが出るなどの症状はありません。 老齢性白内障の初期の症状は、水晶体の周辺から混濁が始まるため、飼い主さんは殆ど気がつきません。 そしてその混濁がしだいに拡がります。 その拡がり方と早さは、その仔により様々です。 糖尿病や、栄養が悪い時、紫外線の強い所で生活している場合は進行が早いといわれています。 また混濁の強さと、混濁の場所、また左右の眼でもその進み方が違います。 混濁が進んでくると、道路の側溝に足を踏み外してみたり、物にぶつかったりという症状が見られます。 その時に、思います。 「あれっ、うちの仔の眼が見えないの・・変?」 またある飼い主さんは、まだ眼のことに気が付いていません。 「うちの仔、この頃ドジなのよねぇ〜!」 そして混濁が水晶体の中央部に進み、瞳孔が外からみて「白く濁って」見えてきます。 その時に、ビックリします。 「あっ、眼が変?白い!」 【老齢性白内障の進み方】 1.初発白内障 ごく初期の状態で、混濁は水晶体の周りにあります。 2.未熟白内障 やや進んだ状態で混濁が拡がっています。 視力障害が次第に進んできます。 3.成熟白内障 水晶体の混濁が進んだ状態です。 瞳孔が外からみて白く濁って見えてきます。 4.過熟白内障 最も進んだ状態では、光がわずかにわかる程度になってきます。 この時期まで放置しておくと、いろいろな病気が起こってきます。 混濁した水晶体が炎症を起こし、緑内障を併発してしまう事もあります。 また水晶体を支えている繊維が弱くなり、水晶体がはずれてしまいます。 【その他の白内障】 多いのは老齢性白内障です。 しかし、そのほかにいろいろな原因で白内障が起こります。 生まれつき水晶体が濁っているのが先天性白内障です。 後天性白内障では、眼のケガで起こる外傷性白内障、眼の病気により起こる併発性白内障、そして糖尿病の時に起こる糖尿病性白内障などが知られています。 【治療の重要事項】 現在は白内障の進行を遅らせる目薬があります。 詳細は“眼も診療可能な動物病院”を受診して、聞いて下さい。 |