| ■ 熱が出たぞぉ! 発熱とは、感染や過敏症など多くの原因に基づく炎症による体温の上昇を言うことは誰でも知っています。 このように、熱が出ていることは何かの病気に罹っていることの証明とも言えます。 【体温の調節】 体温が一定に保たれるためには、熱の産生と熱の喪失のバランスをとる必要があります。 寒いときにはプルプルとふるえたりして熱産生を盛んにし、また小さく丸く縮まって熱の喪失を少なくします 。 逆に暑いときは食欲が減少して熱産生を少なくし、皮膚の血管を広げたり汗をかいたり、ワンちゃんの場合は口でハアハア(パンティング)して熱の喪失を大きくします。 体温は頭の中にある視床下部と呼ばれる所にある温熱中枢で調節されています。 この温熱中枢が、気温などに応じて体温を調節しています。 このように体温を一定に保つ動物を「恒温動物とか温血動物」と言います。 体温を一定に保つことで、身体の中の各種酵素の作用や化学変化の反応速度が一定に保たれます。 この平熱の温度付近が、身体の中の酵素達が一番良く働く温度なのです。 ちなみに冬眠獣と言って、体温を下げてしまう動物もいます。 ヤマネズミ、マーモット、リス、ハムスターなどがその代表です。 ちなみに熱を産生しているのは骨格筋と肝臓で、その8割を占めます。 【どうして熱が出るの?】 ウィルス、細菌、病原性微生物などが温熱中枢を刺激して発熱します。 そのためこれら熱を出させる物を、発熱物質と言います。 ウィルスや細菌などの感染を起こすと、身体の中で炎症が起こります。 そうすると温熱中枢を刺激する発熱物質がたくさん出て発熱を起こします。 感染を起こすと発熱しますが、この発熱は感染部位の炎症反応を強め早く治そうとします。 つまり一般に発熱すると身体が病気から逃れようとする力や、病気を治そうとする力が強くなるということなのです。 病気を治そうとする免疫力が活性化するのです。 発熱は身体にとって負担ですが、身体を守る仕組みでもあるのです。 病気になったから発熱するのではなく、病気を治すために発熱するのです。 そしてその原因を知るために、病歴の調査、発症の経過、身体検査、そして場合により血液や尿、X線検査が必要となります。 単純な発熱でも、その原因がとても複雑なことがあります。 ちなみに、この発熱は鳥類やワニなどの爬虫類、そして魚でも見られるのですよ。 |