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■ イボも腫瘍「皮膚乳頭腫」
映画の「ライオンキング」の中で“プンバァ”という名前で登場したのが、陽気なイボイノシシ。
イボイノシシの英名は“Wart Hog”Hogは豚だから、Wart豚。
Wartとはイボのことだから、そのまま直訳したら“イボ豚”だ。
でもイボと言うにしては大きいのでコブ豚…ん〜コブイノシシと呼びたいくらいだ。
眼の下と牙の後方と言うか、眼の横と鼻の下に大きなコブが4個ある。
でもイボイノシシと呼ぶのだから、あれはイボなのだろうが、何であんなものがあるんだろう?
イボイノシシは影が薄い動物であるが、その名前は良く知られてる。
そんなイボイノシシのイボ…世の中、必要じゃ無いものは無い。
じゃぁあのイボはどのような「進化」の過程をたどって出来たのだろう?
今回は、そんなイボイノシシとは全く関係の無い腫瘍のイボ……
■ 皮膚乳頭腫
乳頭腫という名のように、見た目はオッパイの先のように見える腫瘍です。
これは俗に“イボ”とも言われ、ワンちゃんに見られますがネコちゃんにはまれです。
良くブラッシングやクシでとかしていたりして傷を付け、出血を起こすことがありますね。
【乳頭腫には二つのタイプ】
・若いワンちゃんに見られる、パポバウィルスにより引き起こされるもの。
頭、まぶた、足、口に多発性の腫瘍として見られます。
若いワンちゃんの乳頭腫は、自然に小さくなってしまう傾向にあります。
そのため、治療は必要がありません。
・老齢のワンちゃん見られる、ウィルスとは無関係のもの。
これは老齢のワンちゃん、特にオスの頭、まぶた、足に孤立性の腫瘍として見られます。
どちらも、皮膚や粘膜を作る扁平上皮の良性腫瘍です。
この扁平上皮細胞が増殖し、イボ状になったり表面が細かい裂け目の入ったカリフラワー状に盛り上がったようになります。
自然に小さくならない場合や、出血しやすいなどの問題がある場合は手術で取り除きます。
乳頭腫はふつうは良性ですが、まれに悪性の扁平上皮癌になってしまうことが報告されています。
■ 扁平上皮とは何だ?
細胞の形が平べったいので、扁平上皮細胞と呼ばれています。
この扁平上皮細胞は体の表面を覆っている細胞で、皮膚や粘膜を作りその役目は体を「保護」することです。
そのため、外界と接触する部分はこの細胞で覆われているのです。
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