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骨折、脱臼
ワンちゃんの交通事故やネコちゃんの縄張りの抗争によって起こることもある、骨折と脱臼は皆さん良くご存じですね。
「歩き方が急に変になったのですが・・・
足は着いて歩いているのですが、捻挫でしょうか?」
そんな質問を診察したときに飼い主さんから聞くことがあります。
では、地面に足を着いて歩かないと骨折なのでしょうか?
いいえ、実は違います。
骨折していも、足を着いて歩くこともあります。
骨折とは書いてあるその字のままで、骨が折れてしまうことです。
骨折した原因により外傷性骨折、病的骨折、また骨折した状態により単純骨折や複雑骨折などと言われます。
骨に加わった力が大きい場合、皮膚の下の組織や筋肉などを切ってしまい、骨折した骨が皮膚を突き破って出てきてしまうこともあります。
骨折は骨の腫瘍や感染症、栄養障害などが原因となることもあります。
良く、骨粗鬆症が原因で骨折したという話を聞きますよね。
これも病的骨折となります。
では剥離骨折とは???
これは靭帯や腱が切れる代わりに骨を少し剥ぎ取ってしまう骨折のことなのです。
骨折をした場合は、明らかに変形している場合を除いて、外見や症状から骨折があるかどうか判断することは困難なことがあります。
そのため骨折を疑った場合はレントゲン写真を撮り、診断をします。
骨折は打撲などにくらべ腫れや内出血が強く、触ったりすると強い痛みをうったえます。
骨折した場所によって、その症状の出方が違います。
足を骨折した場合は足をひきずって歩きますし、背骨の骨折では神経機能の麻痺を起こして排便や排尿がうまくいかないこともあります。
脱臼は、関節が外れてしまうことを言います。
そのため脱臼が起こった場合は、明らかな変形が見られます。
脱臼でも関節の骨と骨のずれが軽度の場合を、亜脱臼と呼びます。
脱臼の場合は、関節を動かすことができなくなります。
またその場所を動かそうとすると、強い抵抗があります。
脱臼した場合は、早く関節をはめて元に戻す必要があります。
また脱臼したときに、併せて骨折を起こしていることもありますので注意が必要です。
関節を元に戻す際、腱や関節包(関節のふくろ)などがはさまってしまう場合には、手術が必要となります。
戻った後にも固定が必要です。
ここできちんと固定をしないと、脱臼が習慣性になることがあります。
骨折、脱臼、剥離骨折と思われる場合は、その部位を動かないようにしてすぐに病院へ行き診察を受けて下さい。
痛みや折れ具合を観察するため、腫れた場所を押したり曲げたりして確認してからいらっしゃる方がいます。
これは骨折や脱臼などの状態を悪化させてしまいますので、してはいけません。
おまけ
捻挫とは、関節に力が加わり関節包や関節の周囲の靭帯が損傷した状態を言います。
軽症では炎症を起こす程度です。
しかし靭帯が完全に断裂してしまうほどの重症になると、その症状は骨折と変わり無いほどになります。
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