変形性脊椎症

歳をとったワンちゃんやネコちゃんに多く認められ、一種の老化現象として考えられています。

老化に伴う椎間板の変性により、重症になると腰が不安定になり、 歩きにくくなります。
症状は一般に腰痛として現れ、痛みが強い時は安静にさせ温熱療法や薬物療法、場合によっては手術を行います。
また定期的な低出力レーザーによる治療を行うだけでも効果がある事があります。

【変形性脊椎症とは】

変形性脊椎症に関係するのも椎間板です。
椎間板は老化が進むと水分が減りクッションとしての弾力がなくなります。
そのため椎体の間が狭くなり、脊骨が不安定になり周囲の神経や神経根を刺激します。
この状態が続くと、椎体にトゲのような「骨棘(こっきょく)」が出てきて背骨を支えようとします。

首や胸・腰の骨(椎体)にできた骨棘(こっきょく)と呼ばれるトゲトゲが神経を刺激することで、痛みを生じるようになったものが変形性脊椎症です。
しかし、見た目の骨棘の大きさと痛みなどの症状とは必ずしも一致しません。

【症状】

無症状のネコちゃんの70%近くで、この病気が見つかったとも言われています。
また6歳までのワンちゃんの半数が罹っていると言われ、年齢とともにその数は多くなります。
雄より雌の方が多く見られます。

ネコちゃんでは胸の部分で多く見られます。
ワンちゃんでは首や胸と腰の部分に力がかかり症状を起こします。

診察の時に触ったり、また歩いた時に痛みを訴えます。
一般的には腰痛や腰背痛として見られます。
休み休みでしか歩けないと言った症状が出ることもあります。
脊髄そのものが圧迫されるほど進行した場合には、どっこいしょという感じで立つ、または立てない、尿や便が出にくいなど椎間板ヘルニアに似たような症状を示します。

【家庭で行える療法】

無理な運動をさせず温湿布を行い、炎症や痛みが起きると出てくる“活性酸素”を押さえる抗酸化作用のあるサプリメントを飲ませます。

ホットパック(温熱療法)

患部を暖めることで、血のめぐりをよくして痛みをとる治療法です。
ただ炎症が起こっている(腫れたり熱を持っている)場合はいけません。
 
“モイスト・ヒートパック”という米国製のレンジ温湿布があります。
レンジでチンするだけで繰り返し使える温湿布ですので便利です。
変形性脊椎症だけでなく、一般的に温めて良いと言われる、慢性の関節疾患、椎間板ヘルニア、リューマチなどでも使用できます。

これだけでも炎症を抑え腫れが引くため、神経の圧迫が減り痛みが軽減します。

サプリメント
プロモーションやボマジールなどのサプリメントを使用します。
これらは関節活動能力を増強し、軟骨の新陳代謝を改善させ、軟骨分解酵素を抑制し、また活性酸素による障害から生体を保護するなどに効果があり、健康を維持させます。

詳しくは、動物病院でお聞きになって下さい。