| ■ チョコレート
アステカ帝国など古代文化圏を形成していた先住メキシコ人達は、カカオの豆をすりつぶし「滋養強壮効果のある神秘的な飲み物」として飲んでいました。
この飲み物は「ショコラトル chocolatre」と呼ばれており、チョコレートの語源ともなったのです
ショコラトルとは苦い味という意味ですが、それは当時のチョコレートの味だったのです。
それはカカオを粉にして、数種のスパイスを加えたドロ〜ッとしたものでした。
甘くない、スパイシーなチョコレートってどんな味だったのでしょうね。
ちょっと想像が難しいですよね。
その当時、チョコレートの原料であるカカオは非常に貴重なもので、貨幣としても流通していたこともあるそうなんです。
聞くところによると、カカオの豆100粒で奴隷が1人買えたとか・・・
そんな高価なカカオは「テオブロマ・カカオ Theobroma Cacao」と呼ばれ、神の食べ物(Theo=神の、broma=食べ物)という意味を持っていました。
神から授けられた食べ物であるカカオは珍重され、カカオを口にすることは大変贅沢であったのです。
■ チョコレート中毒
「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」って聞いたことありませんか?
それは嘘です!
昔はチョコレートが高価だったので、子供の食べ過ぎを警戒して作られた話とも言われ、医学的には根拠はありません。
では「チョコレートをワンちゃんに食べさせちゃダメ」って聞いたことはありませんか?
実は、これは本当のことなのです。
チョコレートは、カカオ豆から作るカカオマスと、ココアバター、砂糖、ミルクを練り混ぜたものです。
このカカオ豆から作るカカオマスには、テオブロミンという成分が含まれています。
テオブロミンは心臓血管や中枢神経興奮に作用するものとして知られています。
ワンちゃんは、このテオブロミンによって中毒を起こしてしまうのです。
このような理由から、ワンちゃんにはチョコレートを食べさせてはいけないのです。
特に料理用のチョコレートはテオブロミンの含有量が非常に高く、とても危険です。
【症状】
嘔吐や下痢、神経過敏、興奮、ふるえ、昏睡、痙攣などの症状が、チョコレートを食べてから数時間から半日後に見られます。
時には突然死を起こしたり、腎臓障害を起こします。
中毒を起こすのは、テオブロミンの量が体重1kg当たり200mg以上と言われています。
しかし実際には、その半量にも満たない量で死んでしまった仔がいます。
これはテオブロミンを含んでいる、ココアパウダーでも同じことが言えます。
テオブロミン中毒に対する有効な解毒薬はありません。
そのため中毒を起こして来院した場合は、対処療法を行うだけになります。
また体から排泄されるのがゆっくりなため、治療に時間がかかります。
【テオブロミンとは】
カフェインに良く似ているが、カフェインとは逆で精神を落ち着ける作用がある。
脳に直接働きかけて、穏やかに刺激することで精神状態が安定すると考えられます。
つまりチョコレートを食べるとリラックス出来る。
ココアに含まれるテオブロミンという成分には疲れをとり、気持ちを落ち着ける働きがあります。
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